過去に公開した雑誌・書籍などをnoteに掲載・販売したい場合
媒体社が過去あるいは同時期に紙媒体に掲載された記事を、noteなどオンライン上にも掲載する場合、法令上、紙媒体の記事掲載許諾とは別に、オンライン上での記事掲載の許諾を、クリエイターから得ていただく必要があります。
2015年に電子出版権が認められた後は、オンライン上の掲載許諾もまとめて取られていることもありますが、バックナンバーの記事を掲載する際には、オンライン上での掲載の許諾を取られているか、ご確認をお願いします。
また、過去にウェブサイトなどに掲載された記事を、noteなどオンライン上の別媒体に掲載する場合も、別途、記事掲載の許諾をクリエイターにご確認ください。
特に、過去の掲載記事をオンライン上で有料で販売される場合は、クリエイターとトラブルになる可能性があります。契約書などの確認をお願いします。
noteに掲載する前に、著作権者に許諾をとっていますか?
noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。
noteはインターネット上のメディアプラットフォームであり、デジタルコンテンツのインフラとなることを目指しています。
クリエイターが思い思いに活動できる場を提供するとともに、クリエイターやその周辺の人たちの権利を守り、活動の場をさらに広げられるようにお手伝いをしています。
そしてコンテンツを盛り上げ、だれもが安全に創作を続けるためには、出版社をはじめ媒体社のみなさんとの連携が欠かせません。
以下のチャートを参考に、オンライン上での掲載の許諾を取られているか、ご確認をお願いします。
掲載許諾をとらなかった場合に考えられるトラブル
もし電子出版に対する掲載許諾を得ずにnoteに記事を掲載・販売してしまった場合、次のようなトラブルの可能性が考えられます。
著作権者との間では
記事取下げの要求、著作権侵害や経済的損失に対する訴訟、今後の取引の停止。
読者との間では
有料記事の定期購読契約者との金銭的トラブル(記事を取下げた場合など)、ブランドイメージの低下。
そのほか、SNSなどでの炎上や、社会的信頼の低下、毀損が考えられます。一般社団法人日本書籍出版協会のサイトなども参照してください。
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世の中の多くの作品は、古今東西のあらゆるクリエイターが、あらゆる場で、あらゆる創作活動を積み重ねてきたことにより生みだされてきました。
インターネット上にも創作の場が広がった現在、だれもが創作活動を続けていくためには、インターネット上でもクリエイターが思い思いに活動できる自由が守られることが、とても重要になります。
その一方で、クリエイターの権利を尊重していくことも、クリエイターが創作活動を続けていくためには不可欠です。
noteはクリエイターのみなさんの権利を尊重しつつ、だれもが創作をはじめ、続けられるようにしていきたいと考えています。